Reference(リファレンス、参照名)の更新についてご紹介いたします。
Reference(R1,R2…)の更新にはルールを設定して自動で割り振る方法と個別で割り振る2つの方法があります。
あわせて、Referenceを更新したくない部品のReferenceを固定する方法についても説明します。
・Referenceを自動更新方法(特定部品のみReference自動更新対象外にする方法)
・Referenceを個別指定方法
Referenceを自動更新
Quadceptでは部品の配置時に自動的にReferenceが設定されますが、
部品の削除や移動によりReferenceの欠番やReferenceが順不同となる場合があります。
Referenceの自動更新はこれらの問題を解決するため、Referenceの更新ルールを設定し、
改めてReferenceを自動的に割り当て直す操作です。
Reference更新
項目 |
内容 |
更新対象
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「プロジェクト」:プロジェクトに含まれるすべての回路図に対して更新を行います。
「シート」:現在、アクティブになっている回路図に対して更新を行います。
「選択部品」:現在、選択している部品に対して更新を行います。
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Reference
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「すべてのReferenceを更新」:すべてのReferenceに対して更新を行います。
「Reference指定」:指定したReferenceの部品にのみ更新を行います。
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数値設定
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「開始番号」:Referenceの開始番号を指定します。例)1
「インクリメント」:Referenceのインクリメント値を指定します。
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範囲 |
更新する範囲を指定します。
更新する範囲内に部品の一部が順に更新を行います。
範囲を「0」に設定している場合は全体を一つの範囲でソートします。
例)更新の方向を「左上→Z」にした場合
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更新の方向
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「左上→逆N」、「左上→Z」、「左下→N」、「左下→逆Z」
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Referenceの自動更新は下記作業となります。 |
(1) |
【プロジェクト】
→【Reference更新】
をクリック
⇒【Reference更新ダイアログ】を開きます。 |
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(2) |
「Reference更新ルール」の設定 |
(3) |
「OK」をクリック |
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Referenceが指定したルールの通りに振り替えられます。 |
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一部の部品のみ更新したい場合は更新したい部品を選択し、更新対象を「選択部品」にして実行ください。
配置済みの部品のReferenceを変更したくない場合に使用します。
Reference更新の対象外にすると、Referenceの自動更新時、更新対象から除外され、Referenceを保つことができます。
Referenceを固定するは下記作業となります。
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(1) |
部品をダブルクリック
⇒「部品」ウィンドウを開きます。 |
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(2) |
【ライブラリ編集ダイアログ】で「Reference更新の対象外にする」にチェックを入れます。 |
(3) |
「OK」をクリック
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※この部品はReference更新の対象外となり、Reference更新を行った時も更新されません。 |
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Referenceの個別指定方法
配置済みの部品のReferenceを個別指定する方法をご紹介いたします。
個別指定することでReferenceの割り当ての微調整が行えます。
Referenceの個別指定をするには以下のような方法があります。
方法1:部品ダイアログから変更する方法
方法2:プロパティウィンドウから変更する方法
部品ダイアログから変更する方法を下記にご紹介します。 |
(1) |
部品をダブルクリック
⇒「部品」ウィンドウを開きます |
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(2) |
「Reference」を入力 |
(3) |
「OK」をクリック |
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プロパティウィンドウから変更する方法を以下にご紹介します。 |
(1) |
部品を選択
⇒「プロパティ」ウインドウに部品のプロパティが表示されます。 |
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(2) |
プロパティウインドウ
→【Reference】
を入力 し、キーボード「Enter」を押下 |
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