一点接続は「一点グラウンド」や「一点アース」などとも呼ばれる基準電位となる1点を設定できる機能となっています。

異なる2つのGNDを最終的に【アースポイント】にまとめ1点で結ぶことにより、ノイズ対策の一部である電位差を可能な限り少なくすることができます。
この機能により回路図とPCBの親和性が向上し、PCB設計側のDRCにおいても1点アース部分を考慮するため、これまでの目視チェックがなくなり、配線作業の短縮が大幅に可能になります。

一点接続使用例

※『一点接続』の判定は“結線の端点”での異ネット接続を許可する動作となっております。
　（許可の範囲は端点を含むセグメントとなります。）

---

一点接続の作図方法

一点接続は下記の作業になります。

(1) 【作図】 →【一点接続】 を選択

(2) 接続ネット名に入力し、「OK」クリック   ※接続するネット名は改行を挟んで入力してください ・改行：Ctrl + Enter

(3) 配置したい座標でクリック ラッツが表示されます。

(4) ラッツに沿って、配線を接続

配置後、ネット追加でも接続できます。

---

一点接続作図時の各種作業

一点接続を作図するときの各種作業をご紹介します。

一点接続メニューの選択方法
一点接続モードを解除する

 

一点接続メニューの選択方法

【作図】→【一点接続】を選択

その他、いろいろな実行方法があります。メニューの実行についてを参照してください。

 

一点接続モードを解除する

一点接続モードを解除する方法は下記作業となります。

一点接続作成中ではないときに

右クリック→【キャンセル】を選択
※キーボードの「Escape」を押下