プリント基板CAD : DRCエラー詳細

DRCエラー:クリアランス

■エラー確認種別:
  クリアランス違反

■エラーマーク:
  

■エラー内容:
  「クリアランス」と「同ネットクリアランス」で設定している値が保てていない場合にエラーを検出します。

  実測値:違反クリアランス
  設定値:クリアランスDRC

判定は「設定値」>「実測値」の際に、エラーを検出いたします。


■エラーの修正:
        エラーの出ているオブジェクトを確認し、クリアランスで設定している値以上離して配置してください。

 

エラー修正例(クリアランス違反)
「クリアランス違反」のエラーが発生した場合のエラーの修正例をご紹介します。
(1) 「クリアランス違反」のエラーをクリック

⇒エラー箇所へと画面が遷移します。
(2) 配線のひきなおしなど配線の修正や、オブジェクトの移動などを行ってクリアランスを保つように変更する。

※動的ベタとのクリアランスが保てていない場合は、ベタ更新を行うと設定されたクリアランスで動的ベタの形状が更新されます。
再度DRCを実行するとエラーが解消されます。
DRC結果の確認方法

項目名 内容

クリアランスエラーが発生している層になります。
上記の場合、TOP層です。

対象1

クリアランスが保てていないオブジェクトの一つ目が表示されています。()内はオブジェクトのネット名です。
上記の場合、ネット名(+3V3)のSMDパッドです。

対象2

クリアランスが保てていないオブジェクトの2つ目が表示されています。()内はオブジェクトのネット名です。
上記の場合、ネット名(GND)のベタです。

実測値

実際の距離を表示しています。

設定値

DRC設定で設定されているクリアランス値が表示されています。
()内は設定名です。

上記の画面の場合、TOP層のネット名(+3V3)のSMDパッドとネット名(GND)のベタが0.3のクリアランスを保てず、0.290833の距離にある為エラーが出ていることを表しています。

動的ベタとのクリアランスが保てていない場合は、ベタ更新を行うと設定されたクリアランスで動的ベタの形状が更新されます。