プリント基板CAD : DRCエラー詳細

DRCエラー:禁止領域

■エラー確認種別:
  禁止領域違反(配線)
  禁止領域違反(ドリル)
  禁止領域違反(部品)
  高さ制限違反

■エラーマーク:
  

■エラー内容:  
  禁止領域高さ制限領域の設定で違反している場合、エラーを検出します。

  <禁止領域違反(部品)>
  実測値:部品領域の高さ
  設定値:高さ制限領域の高さ


■エラーの修正:
  禁止領域違反・高さ制限違反しているオブジェクトの位置など修正してください。

  <禁止領域違反(配線)>
  「Keepout(Route)」の『配線禁止領域』は導通オブジェクトとして“ドリル”も禁止されます。
  ネットのない『取付穴』も対象となりますので、状況を確認した上で
  『DRC/MRC設定』の「禁止領域設定:配線禁止領域」項目にて“禁止ネットのドリルを禁止する”のチェックを外すか、
  取付穴であれば、対象の禁止領域にて「許可ネット:ネット名なし」とするなどにてご対応ください。

エラー修正例:禁止領域違反
「禁止領域違反(部品)」のエラーが発生した場合のエラーの修正例をご紹介します。
(1) 「禁止領域違反(部品)」のエラーをクリック

⇒エラー箇所へと画面が遷移します。

※右図の場合、基板上端の部品禁止領域に部品、取付穴(パッド)が配置されていたため、エラーが発生しています。
(2) 禁止しているオブジェクトを修正します。

※右図の場合、部品を下に移動しました。
再度DRCを実行するとエラーが解消されます。
※部品を移動したことで部品のパッドが対象の「禁止領域違反(配線)」及び部品領域の高さが対象の「高さ制限違反」も解消