Quadcept : 環境設定

データベース設定

『データベース設定』では、接続を行うQuadceptデータベース(*.qdb)を指定することが可能です。
「local-db」「master-db」として2つのデータベースが設定できます。

※データベースは「***.qdb」ファイルと同名の「***」フォルダが対となり同じ階層に存在することで成り立っております。
 「***.qdb」ファイルを作成すると、「***」フォルダも自動的に作成されます。
 どちらかを削除や同じ階層に存在していない状態とするとデータは参照することができなくなります。
 

環境設定の設定画面の表示方法は環境設定についてをご覧ください。

データベース設定画面

Quadceptのデータベースは複数ユーザーによる同時接続が可能となっているため、他ユーザーと同じデータベースを参照することによって複数ユーザー間でデータの共有を行うことが可能です。

また、同画面からは「share」「ライブラリキャッシュ」の有効/無効が切り替えられる他、各データベース内に保存されているオブジェクトの情報やデータベース間の比較レポートを出力することが可能です。

Quadceptデータベースの詳しい共有方法については「Quadceptデータベースの共有方法」のページをご参照ください。

データベースのクラウド活用につきましては、QuadceptのデータベースをDropboxやOneDrive上などを指定してデータベース設定自体を行うことは可能ですが、クラウドサービスのもつ非同期の仕組み上、タイミングや状況によってはオンラインストレージ上のファイルが不完全となる場合があります。
その結果、Quadceptのデータベースファイルにおいてファイルが不完全となると予期しない動作を引き起こす可能性がありますため、 『非推奨』とさせていただいております。

今後の展開として、弊社サービスにて電子開発の全てのデータを統合するものづくりDXプラットフォーム「Quadcept Force」の開発を進めております。

local-dbとは?

自由にオブジェクトの追加/削除/編集/配置が行える作業用のデータベースです。
「local-db」として登録したデータベース(*.qdb)内では、制限無く自由に各オブジェクトを操作することができます。各オブジェクトが保存される必須のデータベースとなるため、有効/無効の切り替えを行うことはできません。(常に有効となります)
接続先のデータベースを任意に指定していない場合は、各ユーザーが持つデフォルトのデータベースを参照します。自由にオブジェクトの編集が行えるため、各ユーザー個人の作業領域として最適です。

localという名称になりますが、共有サーバーなどネットワーク上に存在している*.qdbを設定することも可能です。

master-dbとは?

オブジェクトの配置/参照のみが行えるRead Onlyのデータベースです。
「master-db」として登録したデータベース(*.qdb)内では、オブジェクトの追加/削除/編集を行うことはできません。
※『編集を許可する』にチェックを入れているユーザーのみ追加/削除/編集も可能となります。
デフォルトでは設定無効となっており、「データベース設定」にて有効/無効を切り替えることができます。データベースを複数ユーザーで共有している際に、意図しないオブジェクトの追加や削除、編集を防げるためライブラリ共有用のデータベースとして最適です。

『編集を許可する』を有効とした場合は、オブジェクトの追加/削除/編集を行うことが可能です。

各種画面説明

データベース設定画面説明

項目 内容

DBレポート表示

各データベースに保存されているオブジェクトの情報やデータベース間の比較結果などを表示することが可能です。

■local-dbレポート
 「local-db」内の「オブジェクト合計数」、「ディレクトリ構成」、
 「名称が重複しているオブジェクト」を表示します。
 ※レポート結果画面の詳細については「データベースレポート画面説明」をご参照ください。

■master-dbレポート
 「master-db」内の「オブジェクト合計数」、「ディレクトリ構成」、
 「名称が重複しているオブジェクト」を表示します。
 「master-db」が無効となっている場合は選択できません。
 ※レポート結果画面の詳細については「データベースレポート画面説明」をご参照ください。

■local/master-db比較レポート
 「local-db」と「master-db」間で「IDが重複しているオブジェクト」、
 「名称が重複しているオブジェクト」、「ID及び名称が重複しているオブジェクト」を表示します。
 「master-db」が無効となっている場合は選択できません。
 ※レポート結果画面の詳細については「データベース比較レポート画面説明」をご参照ください。

local-dbを有効にする

「local-db」として接続するQuadceptデータベース(*.qdb)の指定が可能です。

■データベース
 「」をクリックすることで*.qdbファイルの選択画面を開くことができます。
 データベースが存在しないディレクトリを指定した場合は、新規に*.qdbファイルが作成されます。

■初期設定に戻す
 デフォルトの接続先に戻すことができます。データベースを指定している場合のみ選択が可能です。

■編集を許可する
 データベース内でオブジェクトの追加/削除/編集を許可します。(※「local-db」では常に有効)

「local-db」ついては「local-dbとは?」をご確認ください。

master-dbを有効にする

「master-db」の有効/無効を切り替えることができます。有効とした場合は、「master-db」として接続するQuadceptデータベース(*.qdb)の指定が可能です。     
 チェックあり:「master-db」の使用を有効
 チェック無し:「master-db」の使用を無効

■データベース
 「」をクリックすることで*.qdbファイルの選択画面を開くことができます。
 データベースが存在しないディレクトリを指定した場合は、新規に*.qdbファイルが作成されます。

■設定をクリア
 現在の設定をクリアすることができます。データベースを指定している場合のみ選択が可能です。

■編集を許可する
 データベース内でオブジェクトの追加/削除/編集を許可します。

■master-dbのオブジェクトを優先使用する
 部品配置や部品更新の際、「local-db」のオブジェクトよりも「master-db」のオブジェクトを
 優先して使用します。(※「master-db」では常に有効)

「master-db」については「master-dbとは?」をご確認ください。

「master-db」から「v9以前で作成したプロジェクトデータ」を参照することができません。
v9以前で作成したプロジェクトデータが存在しているデータベースを指定すると、
以下のダイアログが表示されます。

shareを有効にする

「share」ライブラリの有効/無効を切り替えることができます。
 チェックあり:「share」ライブラリの使用を有効
 チェック無し:「share」ライブラリの使用を無効

ライブラリキャッシュを有効にする

「ライブラリキャッシュ」の有効/無効を切り替えることができます。
 チェックあり:「ライブラリキャッシュ」の使用を有効
 チェック無し:「ライブラリキャッシュ」の使用を無効

データベースレポート画面説明

  

  項目 内容

データベース情報

データベースの「パス」、「作成日時」、「更新日時」を表示します。

登録数

データベース内に保存されている各オブジェクトの合計数を表示します。

ディレクトリ

データベース内のディレクトリ構造を表示します。

名前重複

データベース内で名前が重複しているオブジェクトを表示します。

データベース比較レポート画面説明

  

  項目 内容

データベース情報

各データベースの「パス」、「作成日時」、「更新日時」を表示します。

ID重複

各データベース間でIDが重複しているオブジェクトを表示します。

名前重複

各データベース間で名前が重複しているオブジェクトを表示します。

ID名前重複

各データベース間でID及び名前が重複しているオブジェクトを表示します。