Quadcept : 便利機能

オブジェクトの抽出

プロジェクト内(回路図/PCBシート)に配置されている「部品」「シンボル」「フットプリント(IPCフットプリント含む)」を抽出し、保存することができます。
抽出方法には一括抽出個別抽出があります。

オブジェクトの抽出画面説明

  項目 内容

(1)

抽出対象

抽出対象のオブジェクト種別、もしくはプロジェクト名が表示されます。

(2)

抽出元

プロジェクトに配置されているオブジェクトのデータをどこのデータベースから抽出するか、
もしくは設計シートに配置済みオブジェクトをそのままの状態で抽出するか選択します。

・配置状態(配置後の編集、アサイン変更などが反映されます)
プロジェクト内に配置されているオブジェクトを抽出します。
設計シート上で編集を行っている場合は、編集を維持したまま抽出することが可能です。

・登録ライブラリから抽出する(ライブラリに存在しない場合は抽出されません)
Quadceptのデータベースから各オブジェクトを抽出します。
選択は 「local-db」のみ、もしくは
master-db を設定している場合は「local-db」「master-db」「local-db/master-db」の3つとなります。
「local-db/master-db」選択時にどちらにも存在している場合は「master-db」が優先となります。
オブジェクトがデータベースに存在しない場合は抽出されません。  

(3)

抽出先

抽出したオブジェクトをどこに保存するかを選択します。

・データベースに抽出する:接続しているデータベース内に保存
・qcomに抽出する:エクスプローラ上に.qcomファイルとして保存

(4)

抽出オブジェクト

抽出するオブジェクトを選択します。抽出対象として以下のオブジェクトが選択可能です。

・部品
・シンボル
・フットプリント

また、抽出元として「local-db」「master-db」「local-db/master-db」を選択していた場合は、以下のオプションが選択可能です。

・アサインされたシンボル/フットプリントを含める
部品にアサインされているシンボルとフットプリントを含めて抽出します。

(5)

抽出オプション

抽出元に「local-db」を選択している場合は「master-dbに存在するオブジェクトは除外」のチェックを選択できます。
自身で編集可能なデータベースに保存されているオブジェクトのみを抽出することになります。

 

 


オブジェクト抽出方法(一括)

オブジェクト抽出方法(一括)
プロジェクト内のオブジェクトを抽出する方法をご紹介します。
(1) 『プロジェクト』ウィンドウにてプロジェクトを選択し【右クリック】→【オブジェクトの抽出】をクリック

(2) 抽出する「抽出元」と保存する「抽出先」、抽出するオブジェクトを「部品」「シンボル」「フットプリント」から、必要であれば「抽出オプション」を設定し【OK】
設定内容はオブジェクトの抽出画面を参照ください。

(3) オブジェクトの抽出状況がメッセージされます。
左下の【ファイルに保存】にてリストをファイル保存可能
(4) オブジェクトの保存先を指定
保存先がデータベースであればディレクトリを指定した後に中央の【→】をクリックで実行
保存先がqcomであればエクスプローラ上への保存先とファイル名を指定し【保存】

・データベース保存の場合

・qcom保存の場合

データベースへの保存の場合、既に登録されている部品が存在する場合は、上書き確認ダイアログが表示されます。
「上書き保存する」もしくは「別IDで保存する」を選択
※【スキップ】を選択した場合は保存せずにスキップします。

「上書き保存する」:同じIDのファイルに対し上書き保存を行います。
「別IDで保存する」:別IDのファイルとして保存します。
「スキップ」:保存をスキップします。
「同じ処理を○個の競合に適応」:チェックを付けることで、競合する他ファイルに対しても選択した処理を実施します。

同様の操作で「回路図シートから【オブジェクト(部品/シンボル)の抽出】」「PCBシートから【オブジェクト(部品/フットプリント)の抽出】」を行うことが可能です。


オブジェクト抽出方法(個別)

オブジェクト抽出方法(選択部品)
選択した部品のみを抽出する方法をご紹介します。
(1) 回路図、及びPCBデータにて抽出したい部品を選択し【右クリック】→【選択シンボル/部品を抽出】もしくは →【選択フットプリント/部品を抽出】をクリック

 

(2) 抽出する「抽出元」と保存する「抽出先」、抽出するオブジェクトを「部品」「シンボル」「フットプリント」から、必要であれば「抽出オプション」を設定し【Ok】
設定内容はオブジェクトの抽出画面を参照ください。

  

(3) オブジェクトの抽出状況がメッセージされます。
左下の【ファイルに保存】にてリストをファイル保存可能
(4) オブジェクトの保存先を指定
保存先がデータベースであればディレクトリの指定した後に中央の【→】をクリックで実行
保存先がqcomであればエクスプローラ上への保存先とファイル名を指定し【保存】

・データベース保存の場合

・qcom保存の場合

データベースへの保存の場合、既に登録されている部品が存在する場合は、上書き確認ダイアログが表示されます。
「上書き保存する」もしくは「別IDで保存する」を選択
※【スキップ】を選択した場合は保存せずにスキップします。

「上書き保存する」:同じIDのファイルに対し上書き保存を行います。
「別IDで保存する」:別IDのファイルとして保存します。
「スキップ」:保存をスキップします。
「同じ処理を○個の競合に適応」:チェックを付けることで、競合する他ファイルに対しても選択した処理を実施します。

部品を複数選択して抽出することも可能です。