次に各種禁止領域の入力を行います。
Quadceptでは『禁止領域』を配置した層によって禁止対象が決まり、禁止ルールを作成できます。
『禁止領域』に対象オブジェクトが重なっている場合、DRCのエラー対象となります。
・「Keepout(Route):導通対象の制限となる『配線禁止領域』」(配線・ベタ・パッド・ビア・ドリル・非電気オブジェクト)
・「Keepout(Drill):ドリル配置制限となる『ドリル禁止領域』(ドリル)
・「Keepout(Component):部品配置制限となる『部品禁止領域』(部品)
「Keepout」層に【禁止領域】で作図された領域が対象です。
「Keepout」層であっても【塗り図形】や【ライン】などで作図されたオブジェクトは禁止領域ではありません。
物理層(Top,Bottom,内層)に配置すると対象層は配置された物理層のみ。
Other層に配置すると全層を対象として禁止します。
「Keepout(Route)」の『配線禁止領域』は導通オブジェクトとして“ドリル”も禁止されます。
取付穴なども対象となりますので、
エラー検出された際には状況を確認した上でネット名を"許可ネット"に設定いただきご対応ください。
※『DRC設定』の「配線禁止領域」項目にて、基板全体に対して禁止ネットに配置されたドリルをDRCエラーの対象外とすることも可能です。
同一フットプリント内も対象オブジェクトが存在すれば禁止領域の対象として違反が検出されます。
作図した禁止領域と同形状の別種類禁止領域を作成する場合、『層間移動』にてコピーして作成が簡単です。
(1) |
【PCB作成】
→【禁止領域】
→【多角禁止領域領域】
を選択 |
※ |
その他「矩形禁止領域」「円禁止領域」が選択可能です。 |
|
|
(2) |
禁止領域を作成する「層」を指定 |
※ |
禁止対象となる「作業層」は任意で指定
・『物理層』指定で対象は個別層
・『Other』指定で対象は全物理層 |
※ |
画面左下から
『Keepout(Route)』を指定
もしくは
【右クリック】→【層変更】にて
(キーボード【L】にてショートカット実行)
『Keepout(Route)』を指定 |
|
|
(3) |
禁止領域を作成 |
※ |
作図の方法はベタと同様ですので、ベタ作図時の各種作業を参照してください。 |
|
|
(4) |
作成した禁止領域をダブルクリック
⇒「配線禁止領域」ダイアログが表示されます。 |
(4) |
禁止設定を行う |
※ |
禁止設定の詳細については、禁止領域設定をご参照ください。 |
|
|
(1) |
【PCB作成】
→【禁止領域】
→【多角禁止領域領域】
を選択 |
※ |
その他「矩形禁止領域」「円禁止領域」が選択可能です。 |
|
|
(2) |
禁止領域を作成する「層」を指定 |
※ |
禁止対象となる「作業層」は任意で指定
・『物理層』指定で対象は個別層
・『Other』指定で対象は全物理層 |
※ |
画面左下から
『Keepout(Drill)』を指定
もしくは
【右クリック】→【層変更】にて
(キーボード【L】にてショートカット実行)
『Keepout(Drill)』を指定 |
|
|
(3) |
禁止領域を作成 |
※ |
作図の方法はベタと同様ですので、ベタ作図時の各種作業を参照してください。 |
|
|
(4) |
作成した禁止領域をダブルクリック
⇒「配線禁止領域」ダイアログが表示されます。 |
(4) |
禁止設定を行う |
※ |
禁止設定の詳細については、禁止領域設定をご参照ください。 |
|
|
(1) |
【PCB作成】
→【禁止領域】
→【多角禁止領域領域】
を選択 |
※ |
その他「矩形禁止領域」「円禁止領域」が選択可能です。 |
|
|
(2) |
禁止領域を作成する「層」を指定 |
※ |
禁止対象となる「作業層」は任意で指定
・『物理層』指定で対象は個別層
・『Other』指定で対象は全物理層 |
※ |
画面左下から
『Keepout(Component)』を指定
もしくは
【右クリック】→【層変更】にて
(キーボード【L】にてショートカット実行)
『Keepout(Component)』を指定 |
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(3) |
禁止領域を作成 |
※ |
作図の方法はベタと同様ですので、ベタ作図時の各種作業を参照してください。 |
|
|
(4) |
作成した禁止領域をダブルクリック
⇒「配線禁止領域」ダイアログが表示されます。 |
(4) |
禁止設定を行う |
※ |
禁止設定の詳細については、禁止領域設定をご参照ください。 |
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禁止領域設定
禁止設定(配線禁止領域・ドリル禁止領域)
項目 |
内容 |
禁止ネット
|
領域内に該当のネットが存在している場合にDRCでエラーとします。
⇒禁止ネットがすべての場合、すべての配線/ベタの配置を禁止します。
|
許可ネット
|
領域内に存在することを許可するネットを設定し、該当のネットはDRCでエラーとしません。
⇒特定のネットを許可ネットに指定した場合、指定したネットを持つ配線/ベタ/ドリルの配置を許可します。
※「ネット名なし」を許可することでネットを持たない取付穴なども許可することが可能です。
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層設定(配線禁止領域・ドリル禁止領域・部品禁止領域)
項目 |
内容 |
対象層
|
禁止領域の対象となる層を設定します。
|
クリアランス設定(配線禁止領域・ドリル禁止領域・部品禁止領域)
項目 |
内容 |
追加クリアランス
|
禁止領域の範囲を追加で設定することができます。
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