プリント基板CAD : 逆ネットリスト

逆ネットリスト出力

PCBシートではElectricで部品(フットプリント)のパッドに接続判定される繋がりを基にネットリストを作成し【逆ネットリスト出力】することができます。
また、その際すでにネット名が振られている場合は、そのままのネット名を使用して逆ネットリストを出力を行うか、ネット名を振り直して逆ネットリストを出力するかを『逆ネットリスト』設定によって切り替えることが可能です。

・すでにネット名を持っている場合、『ネット名を振り直す』にチェックするとネット名は「FN******」となります。
・すでにネット名を持っている場合、『ネット名を振り直す』にチェックなしであれば元のネット名のままとなります。
・ネット名をもっていない場合、ネット名は「TN******」と振られて出力されます。

※ネットリストのフォーマットについて:QuadceptのPCBから下記フォーマットのネットリストを出力できます。

※直接出力可能なネットリスト
・CR5000 PWS(CCF)
・Telesis
・PADS(v4-5)
・EAGLE(SCH)

NET CHANGERで変換可能なネットリスト
・Allegro
・CADLUS
・CADSTAR
・CADVANCE V
・CADVANCE αⅢ
・Calay
・ComputerVision
・CR-2000
・CR-3000
・CR-5000 BD
・CR-5000 PWS(CCF)
・CR-5000 PWS(ECF)
・CR-8000(CCF)
・CR-8000(NDF)
・CSiEDA5
・D2CAD
・DesignSpark
・DK-Magic
・DK-Σ
・EAGLE(PCB)
・EAGLE(SCH)
・ECAD
・EDIF200
・Xpedition PCB
・Intergraph
・Ki Cad(Legacy)
・MENTOR
・MM-2
・MM-Colmo
・MM-ColmoNEO
・OrCAD Capture
・OrCAD PCBⅡ
・PADS PowerPCB(V2-3)
・PADS PowerPCB(V4-5)
・P-CAD(ASCII)
・P-CAD(ALT)
・P-CAD(NLT)
・P-CAD(WRL)
・Protel
・TANGO(区切り文字“-”)
・TANGO(区切り文字“,”)
・Telesis
・VISULA
・WorkView(Net)
※NET CHANGERのネットリスト変換は暗号化通信でNETCHANGERサーバーに接続して変換しています。

 


逆ネットリスト出力
逆ネットリストファイルを出力する方法をご紹介します。
(1)

【プロジェクト】
→【逆ネット出力】
でネットリスト形式を選択しクリック

※オンラインの場合は【NET CHANGER連携】でより多くのネットリスト形式から選択が可能です。

『逆ネットリスト設定』にて「ネット名を振り直す」か否かを設定可能です。

※「Telesis」「PADS(v4-5)」形式、及び「NET CHANGER連携」からネットリスト出力を行う場合は、ネットリスト内の「PartName」「Value」として使用する情報を部品の属性から選択いただけます。

※「CR-5000PWS(CCF)」形式の場合は、「PartName」のみ指定が可能です。
(2) ファイル名を入力し「保存」をクリック

ネットリスト出力前に回路図検証(ERC/DRC)を通すことをお勧めいたします。

ネットリストファイルの文字コードは「UTF8」「Shift_JIS」「ASCII」から選択が可能です。

 


ネットリストの変換、照合、比較ツール

NET CHANGERからネットリストの変換、照合、比較ができます。

NET CHANGERはQuadcept株式会社が無償で提供しているWEBで行えるネットリストの変換、照合、比較ツールです。
ブラウザ上から簡単にネットリストの変換、照合、比較が行えます。
 

項目 内容

ネットリスト変換

ネットリストを各種メーカーのフォーマットに変換できます。

ネットリスト照合

2つのネットリストを照合して差分がないかを確認できます。
比較照合の場合は、CSVやHTMLにてアウトプット可能です。

 

ネットリストの変換、照合、比較ツールのNET CHANGER