回路図エディタ : ラベルを配置する
ラベル配置
Quadceptでは、結線のネット名は配線時に自動的に割り当てられますがラベル配置によりユーザー指定することができます。
複数の結線に対し、同名のラベルを配置することで同一回路図シート内の離れた位置の結線と接続を行うことが可能です。
■ラベルについて■
・ラベルを配置するとネット名を指定、表示できます。
・ラベルは同一回路図シート内でのみ、同名のラベルを配置することで離れた位置の結線と接続を行うことが可能です。
複数シート間の接続にはポート/電源を使用します。
・ラベル名を変更するとラベルが配置されている結線のネット名も変更されます。
※同結線上にポートもしくは電源オブジェクトが存在する場合は、そちらが持つネットが優先されます。
ネットオブジェクトの優先順位は以下の通りです。
ポート=電源>ラベル
・ラベルは結線上の任意の位置に表記することができます。
・ラベルは結線上にのみ配置できます。結線のないところには配置できません。
結線にネット名を指定するとラベルが表示されます。 |
移動したり、複数表示することもできます。 |
ラベルの配置に伴い、バスを使用すると結線をまとめることができ、
ポートを使用することで結線の接続先が見つけやすくなります。
ポートの配置についてはポートを配置を、バスの配置についてはバス配線を参照ください。
結線のネット名は結線を選択 →【プロパティウインドウ】の【ネット名】で確認することができます。
ラベルの配置方法
ラベルの配置にはいくつか方法があります。
ラベルを作図して配置
ラベルの一括配置
結線にネット名を入力して自動配置
ラベルを作図して配置 |
ラベルを結線に配置し、ネット名を設定します。ラベルは結線にのみ配置することができます。 ラベル配置は下記作業となります |
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同一結線上に複数種類のネットオブジェクトが存在する場合、以下の優先順位でネット名が決定されます。
一繋がりの結線は同ネット名となりますがそれぞれのオブジェクトの名称はマージされません。
ポート=電源>ラベル
※結線に対するネットは後から任意に指定することも可能です。
ラベルの末尾が数値の場合、配置後、自動的にインクリメントされます。
※自動インクリメントしたくない場合は、Ctrlキーを押下しながら操作ください。
ラベルの一括配置
ラベル一括配置 |
ラベルを複数結線に一括で配置し、ネット名を設定します。ラベルの末尾が数値の場合は自動的に数値がインクリメントされます。 ラベル一括配置は下記作業となります |
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下からドラッグで囲むと、下からインクリメントされた数値となります。
インクリメントしたくない場合は、Ctrlキーを押下しながら操作ください。
結線にネット名を入力して自動配置
結線にネット名を入力して自動配置 |
結線にネット名を入力するとラベルが自動配置されます。 ネット名の入力方法は、結線ダブルクリックして結線画面のネット名を編集する方法と、プロパティウィンドウから編集する方法があります。 |
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ラベル作図時の各種作業
ラベルを作図するときの各種作業をご紹介します。
ラベルメニューの選択方法
ラベルの一括配置
ラベルの回転
ラベルモードを解除する
ラベルメニューの選択方法
【回路図作成】→【ラベル】を選択
その他、いろいろな実行方法があります。メニューの実行についてをご覧ください。
ラベルの回転
作図中に90度回転します。
回転には以下のような方法があります。
方法1:【右クリック】→【回転】を選択
方法2:【キーボード】→【R】を押下
回転例
回転前 | 回転後 |
回転は左90度回転になります。逆回転メニューもあります。
ラベルモードを解除する
ラベルモードを解除する方法は下記作業となります。
ラベル作成中ではないときに
右クリック→【キャンセル】を選択
※キーボードの「Escape」を押下