回路図エディタ : Transient(時間軸解析)

解析説明 Transient(時間軸解析)

Transient(時間軸解析)についてご説明します。
シミュレーションで最も基本的なコマンドです。回路の部品に印可される電圧や、部品に流れる電流の時間変化を解析することができます。

項目名 内容
終了時間 解析を終了する時間を設定
開始時間 解析を開始する時間を設定
時間間隔の最大値 シミュレーションを実行する時間間隔の最大値を設定します。電圧や電流の変化を細かくみたい場合に使用します。信号周波数の1周期の1/10000~1/1000を指定するのが経験的にオススメです。
外部電源の初期値を0Vに設定 外部電源を0Vでスタートして20usで設定電圧にする機能です。
定常状態に達して変化しない場合、解析を停止 定常状態に達して変化しない場合、シミュレーションを終了します。
電流源をステップ変化 電流源負荷をステップ変化させます。負荷として電流値をステップ変化させる場合、これにチェックをしてあると、負荷の電流値は定常状態になるたびに、次の負荷電流値に変化します。
時間0sの時は定常状態の適用外 シミュレーションの最初からの結果が表示されるようになります。
DC動作点の解析を省略

素子の初期値の値をシミュレーションの初期値とします。シミュレーション開始時、各々の素子に設定されている初期条件の値(コンデンサの初期電圧値等)をシミュレーションの初期値とします。シミュレーション開始時のT=0では計算結果が収束しにくい場合があり、その場合はシミュレーション時間が長くなります。この項目にチェックを入れると、開始時の収束しにくい時間をスキップして、シミュレーション時間を短縮します。

  サンプルの回路図のダウンロードページはこちら