プリント基板CAD : DRCエラー詳細

DRCエラー:部品クリアランス

■エラー確認種別:
  部品クリアランス違反

■エラーマーク:
  


■エラー内容:
  「部品クリアランス」で設定している値が保てていない場合にエラーを検出します。

  実測値:違反クリアランス
  設定値:クリアランスDRC

判定は「設定値」>「実測値」の際に、エラーを検出いたします。


■エラーの修正:
  エラーの出ている部品を確認し、クリアランスで設定している値以上離して配置してください。

エラー修正例(部品クリアランス違反)
「部品クリアランス違反」のエラーが発生した場合のエラーの修正例をご紹介します。
(1) 「部品クリアランス違反」のエラーをクリック

⇒エラー箇所へと画面が遷移します。
(2) 部品をクリアランスの保てる位置まで移動します。
再度DRCを実行するとエラーが解消されます。
DRC結果の確認方法

項目名 内容

クリアランスエラーが発生している層になります。
上記の場合、TOP層です。

対象1

クリアランスが保てていない一つ目の部品Referenceが表示されています。

対象2

クリアランスが保てていない二つ目の部品Referenceが表示されています。

実測値

実際の距離を表示しています。

設定値

DRC設定で設定されているクリアランス値が表示されています。

上記の画面の場合、TOP層のIOHとIOLの部品が0.5のクリアランスを保てず、0.43の距離にある為エラーが出ていることを表しています。

部品領域は、フットプリント作成時の部品領域のエリアがチェック対象となります。
フットプリント作成時に部品領域のエリアを作成していない場合は、自動的に部品のシルクやパッド位置などで矩形の部品領域が自動作成されチェック対象となります。
部品領域は部品の「部品領域を指定する」設定にチェックを入れ、「Assembly」層を表示することで確認できます。

コネクタなど部品位置が指定時、クリアランスエラーが出てしまう時は、確認の上、対応状況を「承認済み」にして承認済みのエラーにすることができます。