ものさし機能は2点間の距離を計測する機能です。
「測定項目」と「測定対象」を設定することで、さまざまな対象の距離を計測することができます。
任意点以外はオブジェクト同士の最短距離を計測しますので、設計領域の拡大表示状態やオブジェクトの位置関係によっては、画面外に測定結果が表示されることがあります、ご注意くださいませ。
測定項目
測定項目は以下の3種類となります。
※1点目と2点目それぞれの選択クリック時に変更することが可能です。
項目名 |
内容 |
任意
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クリックした任意の2点間を測定対象とします。
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オブジェクト
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選択したオブジェクトを対象とします。
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セグメント
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選択したセグメントを対象とします。
例)多角形ベタの辺等
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測定対象
測定対象は以下の2種類となります。
※1点目と2点目それぞれの選択クリック時に変更することが可能です。
中心 |
端点 |
クリックで選択した対象の中心線間を測定対象とする。
最短距離の測定を行う。
例)基板外形からドリルの中心距離 |
クリックで選択した対象の端点を測定対象とする。
最短距離の測定を行う。
例)パッドのレジスト間隔 |
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タイプ
タイプ |
説明 |
直線距離
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2点の直線距離を測定します。
目盛りは上向き
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X座標距離
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2点のX座標距離を測定します。
目盛りは下向き
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Y座標距離
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2点のY座標距離を測定します。
目盛りは左向き
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その他設定
項目名 |
内容 |
パッド対象層
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測定対象とするパッドの層を選択します。
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測定結果
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ものさしの測定結果が表示されます。
測定結果をコピー&ペーストできます。
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詳細設定
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チェックを付けることで詳細設定を行うことができます。
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終了時にものさしを消去する
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ものさしモード終了時に作成したものさしを消去するかを設定できます。
チェックあり : ものさしモード終了時にシート上の全てのものさしを消去します。
チェックなし : ものさしモード終了後もシート上のものさしを保持します。
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すべてのパッド対象層を表示する
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「パッド対象層」のドロップダウンリストにすべてのパッド対象層が表示されます。
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ピッチ
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ものさしのピッチを設定できます。
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カラー
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ものさしの色を設定できます。
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測定方法
ものさしを使用して2点間を計測する方法をご紹介します。
(1) |
PCBドキュメントを開き【編集】→【ものさし】を選択 |
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クリックで選択した項目の中心線間を測定対象とします。 |
(1) |
PCBドキュメントを開き【編集】→【ものさし】を選択 |
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(2) |
ダイアログが開きますので
「測定項目」を選択 |
(3) |
「測定対象」として
【中心】を選択 |
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(4) |
クリックで任意の測定対象を選択して計測開始
※対象の中心線からが計測開始点となります。 |
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(5) |
クリックで任意の計測対象を選択して計測終了
※対象の中心線までが計測終了点となります。 |
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クリックで選択した項目の外面間を測定対象とします。 |
(1) |
PCBドキュメントを開き【編集】→【ものさし】を選択 |
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(2) |
ダイアログが開きますので
「測定項目」を選択 |
(3) |
「測定対象」として
【端点】を選択 |
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※測定対象にパッドを選ぶ場合は、
「パッド対象層」にて
測定対象とする層を選択します |
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(4) |
クリックで任意の測定対象を選択して計測開始
※対象の外面線からが計測開始点となります。 |
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(5) |
クリックで任意の計測対象を選択して計測終了
※対象の外面線までが計測終了点となります。 |
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測定対象は組み合わせることが可能です。ここでは、例としてパッドの「端点」と配線の「中心」間の距離を測定する方法をご紹介します。 |
(1) |
PCBドキュメントを開き【編集】→【ものさし】を選択 |
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(2) |
ダイアログが開きますので
「測定項目」を選択 |
(3) |
「測定対象」として
【端点】を選択 |
(4) |
「パッド対象層」にて
測定対象とする層を選択 |
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(5) |
クリックで任意の測定対象を選択して計測開始
※対象の外面線からが計測開始点となります。 |
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(6) |
「ものさし」ダイアログに戻り、
「測定項目」を選択 |
(7) |
「測定対象」として
【中心】を選択 |
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(8) |
クリックで任意の計測対象を選択して計測終了
※対象の中心線までが計測終了点となります。 |
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ものさしの削除
作図したものさしの削除方法は以下の通りとなります。
ものさし機能の終了
ものさし機能を解除する方法は以下の方法となります。
方法1:右クリック→【キャンセル】を選択
方法2:キーボードの「Escape」を押下