導入事例「株式会社 MTMコミュニケーションズ」

未経験 × 開発の情熱 × Quadcept = 即戦力

  • 株式会社 MTMコミュニケーションズ
  • 丹羽正義氏、松岡政秀氏
株式会社 MTMコミュニケーションズ
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使いやすい × 覚えやすい

Product / Service -
Circuit Designer PCB Designer

業界の常識を変えたい

電子回路設計は難しい、PCB設計はセンスがないとできない。未経験者を採用すると、一人前として育てるのに2、3年はかかる・・・。このような不文律を一般論として認識している人が、ほとんどではないだろうか?教育体制の整っている大手企業の人事担当者でさえも、このような認識を持つ人が多いのが実態ではないだろうか。MTMコミュニケーションズの会長である丹羽正義氏はこんな常識など少しも気にしていない。

設計未経験者の入社試験がQuadceptでの基板設計

製品開発を任されているのはMTMコミュニケーションズに入社して約1年半の松岡政秀氏。実装会社でのプリント基板実装の経験はあったが、設計開発はMTMが初めてだった。入社試験の際、丹羽会長はCADを触ったことがない松岡氏に対し、あえてQuadceptを使って基板設計を行わせるという一見無理と思えるような課題を与えた。丹羽会長は、仕事の経験年数(同じ仕事を何十年やっているかなど)を、一切気にしない。 お金をいただいて仕事をし、お客様が満足する仕事が出来れば「プロフェッショナル」だと考えている。 丹羽会長は「TRAUM RING」の開発を、未経験の松岡に任せた。会長の思いに期待と信念を感じた松岡氏は、怖いもの知らずに開発に取り組んだ。

Windows/Mac/タブレットに対応したUSBからアナログRGBディスプレイ・ギガイーサネット対応USB「TRAUM RING」や、920MH帯を利用した無線モジ ュール「Traum3」はMTMコミュニケーションズが設計・開発・製造・販売する主力製品。更に、これからの主軸製品となるM2M事業の「Traum3」の開発も、松岡氏が任された。その開発も、今や最終局面を迎えている。

Quadceptを選んだ理由

使いやすい、覚えやすい

通常、電子CADを覚えるには、1年以上かかると言われていますよね。しかもその場合は、周囲に開発数十年のベテラン上司がいるなど、知見と経験を持つ人がいる場合だと思うのですが、僕の場合は全てが初めての経験でした。もちろん学校で習う程度の電子回路の知識はありましたが、実践という点においては本当にゼロからのスタート。その僕が初めて使って製品を開発できるのですから、Quadceptは本当に使いやすい製品だと思いますよ。設定もかなり多いのですが、全て分かりやすいアイコンで直感的に操作が出来るようになっているので、すぐに高度な設定も使うことができました。また、Windows準拠で日本語メニューなので取っ付きやすかったという点も大きかったですね!

究極のオンラインマニュアル

もちろん、先輩が一人もいない状況で一から開発を始めるわけですから、戸惑うこともありました。しかし、Quadceptの場合はWeb上でマニュアルが公開されているので、分からないところはキーワードを入れて検索し、操作手順を確認しながら一つ一つ進めることができました。Webのオンラインマニュアルですと、画像と説明文が一緒になっているので、とにかく分かりやすいですよね。 練習せずにいきなり本番の開発から始めたとしても、仕事をしながら学習することができるのです。どうしても分からない時はサポートに問い合わせましたが、それもすぐに回答を返してくれるので作業の手を止めずに済みました。製品の操作だけではなく、マニュアルやサポートなども本当に分かりやすくて快適です。やっぱりユーザ目線の製品というのは、すべての面において僕たちのことを考えてくれているのだなと感じました。

次なる設計の高みに向けて

回路設計からプリント基板設計までを一人で行う松岡氏は、今後実現したい開発のアイデアをたくさん持っている。しかし一方で、自分一人で開発を続けていくことに限界を感じてもいる。より高度で素晴らしい製品を開発するためには、様々な知見や知識が必要になると考えているからだ。そんな松岡氏は、このように語る。まずは、Quadceptを徹底的に極めたいですね。DRCなどを使いこなせば製品の品質は確実に上がりますので、自分の知識の足りないところはうまくQuadceptの力で補っていきたいと思っています。それに、全体のことを俯瞰しながら専門分野を更に深めていかなければとも感じています。

繋がりを大切にしながら社会貢献ができる企業を目指して

MTMコミュニケーションズの「MTM」には、「machine to machine」、「machine to man」、「man to man」という意味があり、繋がりを大切にしながら社会貢献ができる企業を目指しているという理念があります。我々の技術や製品が、人と人、人と製品を繋げることにより、より良い社会が実現できれば最高です。 丹羽会長は今後MTMコミュニケージョンズを、お客様に価値ある物・サービスを提供し、お客様に感謝しつつ、 お客様からも感謝される企業として成長させていきたいと願っている。

会社概要

社名 株式会社 MTMコミュニケーションズ
代表者 古川 弘子
所在地 〒140-0015 愛知県一宮市本町二丁目3番地10 平山ビル3F
設立 2012年3月14日
Web https://mtmcomm.jp